- 英語の勉強が続かない
- 英会話スクールに入ったけど、最近全然レッスンを受けていない
- もしくは、これから英会話スクールに入るけど続ける自信がない
英会話に限らず、ダイエットや早起き、読書などが続かない方も必見!
英会話スクールに入会したものの続かなくて、幽霊会員になっていませんか?
英会話に限らず、ダイエットや早起き、読書、運動、貯金…どんなことでも継続するというのは、とても難しいことですよね。
ですが、継続にはコツがあり、それを知っているだけでも、格段に続けやすくなります。
この記事では、下記の『習慣が10割』という書籍の内容も参考にさせていただき、継続するためのコツを3つご紹介します!
(出典:「習慣が10割」 吉井 雅之 |本 | Amazon)
この記事を読むことで、辛いことでも継続し、良い習慣を身につける方法が分かります。
英語は、継続が語学力向上に直結します。
習慣的に英会話レッスンを受けることがとても大切ですので、ぜひ参考にしていただき、レッスンの習慣化を目指しましょう!
英語学習以外にも応用できる方法ばかりですので、ぜひ試してみてください!
『習慣が10割』の中では、脳科学的な観点も踏まえて、継続する方法がかなり分かりやすく紹介されています。
また、下記のように「習慣」そのものが細分化されて解説されており、継続することの難しさについて本質的に理解できる内容です。
- 習慣とは、そもそも何か?
- 「受信習慣・言語習慣・思考習慣・行動習慣」という、習慣の4つの区分と関係
- 脳の思考プロセスから見る、習慣化できない原因と、習慣の作り方
気になる方は、ぜひ書籍も読んでみてください!
»「習慣が10割」 吉井 雅之 |本 | Amazon
英語学習の継続はなぜ難しい? ― 3つ理由を解説

継続のコツを紹介する前に、前提として、そもそもなぜ英会話を継続することが難しいのかをご紹介します。
- 成功体験を得るまでに時間がかかるから
- 強制されていないから
- 楽しくないから
①成功体験を得るまでに時間がかかるから
継続できない理由、1つ目は”成功体験を得るまでに時間がかかるから”です。
英語は短期間で、なかなか思うように話せるようになりません。
そのため、ある程度の期間、勉強を継続する必要があります。
勉強を始めてすぐの時点は、なかなか成長が実感しづらく、これが挫折する一つの原因となってしまいます。
野球を例にとっても、何十回バッターボックスに立っても全く打てないような状況が続くと、つまらなくなると思います。
「バットにボールが当たって、きれいな放物線を描いて遠くまでボールが飛んでいく」という経験をして初めて、成功体験を得られて、楽しいと思えるのだと考えています。
英会話では、ホームランを打つような爽快な瞬間がなかなか来ませんので、解決策として、「最初はハードルを下げて取り組む」ことを意識してみてください。
最初は全然話せなくて当たり前なので、「まずは自己紹介ができればOK」「先生から受けた質問が理解できればOK」とハードルを下げて考え、小さな成功を振り返りながら取り組むようにしましょう!
②楽しくないから
継続できない理由、2つ目は”楽しくないから”です。
英会話は、続けるうちに楽しくなってきますが、最初はどうしても「話せないもどかしさ」や「レッスンに対する不安」が勝ります。
楽しくないことが続かないというのは、一般的に挫折しやすい習慣と、嫌でも続いてしまう習慣を比較すると一目瞭然です。
- 毎日の英語学習 vs SNSをだらだら見る
- ダイエット vs 食後のデザート
- 早起き vs 夜ふかししてゲーム
- 毎日の読書 vs 家に帰ったらまずテレビを点ける
- コツコツ貯金 vs 週末のショッピング
思い当たるものが1つくらいはあるのではないでしょうか。
私自身いくつもあてはまります…。
当たり前のことのようですが、楽しいことは意識せずとも続けられる一方で、辛いこと・何かを我慢することは続かないものです。
では、どうすればいいかというと、シンプルに楽しめる形に変換するということ。
オンライン英会話でレッスンを受ける場合、「毎日1レッスン受ける」というような目標を設定するだけでは不十分です。
例えば「先生が好きな俳優に似ていてかっこいい(かわいい)、だからもっと話したい!」というような形で、楽しめるモチベーションを探します。
こうすることで、(面倒だな…憂鬱だな…)と思いながら続けるよりも、ずっと継続しやすくなります!
継続するモチベーションはかっこいい理由でなくてもいいのです。
できるだけ楽しめる側面を見つけて、習慣化に取り組んでみていただければと思います。
③強制されていないから
継続できない理由、3つ目は”強制されていないから”です。
「来月、仕事でどうしても英語を話さないといけない」といった差し迫った理由があれば、嫌でも続けざるをえません。
ですが、多くの人はこのような状況になく、自発的に英語を勉強していると思います。
誰からも強制されていないことは、続けるも続けないも自分のやる気だけに依存するため、これが難しさの原因となります。
かといって、誰かに強制される状況を作るというのは難しいでしょう。
解決策として、「まわりの人に〇ヵ月後までに英語を話せるようになる」と公言するという方法があります。
宣言してしまった以上、3日坊主でやめてしまうわけにはいかないという強制力が働きますよ!
ポイントとして、できるだけ前言撤回しづらい人に宣言しましょう!
例えば、会社の直属の上司などです。
上司にわざわざ宣言しておいて、「全く勉強していません」とは言えないため、強制力がより強く働きます。
反対に家族や友達だと、投げ出してしまっても許されるので、効果が薄くなります。
継続するための3つのコツ

ここからは、ものごとを継続するための、具体的な3つの方法をご紹介します。
英会話だけではなく、他のことにも応用できる内容ですので、ぜひ試してみてください。
その方法とは以下の3つです。
- 大きく目標を立てて、小さく始める
- 1つ前の行動とセットで仕組化する
- 言い訳リストを作成し、潰していく
①大きく目標を立てて、小さく始める

継続するコツ、1つ目は”大きく目標を立てて、小さく始める”ことです。
「大きく目標を立てる」ことと、「小さく始める」ことをそれぞれ分けて解説します。
大きく目標を立てる
『習慣が10割』の中では、”願望の量=辛抱の量”と記されていますが、できるだけ大きい目標(=輝かしくて憧れる未来)を想像すると、それだけ目の前のことを頑張れるということです。
すぐに手の届きそうな目標を立ててしまうと、仮に目標を達成してしまった場合に、そこで継続するモチベーションが無くなってしまいます。
もしくは、目標を達成していないまでも、到達が見えてきてしまっただけでも気が緩んでしまいます。
反対に、高すぎる目標を立ててしまうと、こちらも達成するまでやる気が持続できず、挫折の要因となります。
「時間をかけて努力すれば、ギリギリ到達できそうで、そして到達したときに大きな自信に繋がりそうな目標」を立てることが大切です。
大きい目標を立てるときのコツとして、将来の自分をできるだけ視覚的にイメージして目標を立てると、よりモチベーションを維持しやすくなります。
英語を話せるようになるという目標でいえば、TOEICのスコアなどで目標を定めるのは不十分です。
「パシッとしたスーツを着てアメリカに海外出張し、商談を成功させ、取引先の重役とガッチリ握手する!」という目標を立てるようなイメージです。
頭に情景が浮かぶくらい具体的なイメージを膨らませて、目標設定してみましょう!
加えて、その目標が「誰かのため」の目標なら、さらにモチベーションは維持しやすくなります。
例えば、貯金してお金を貯めたい場合、「貯めたお金で将来子どもにとびっきり楽しい経験をさせてやる!」といった形です。
「誰かのため」の夢を描いて、目標を設定してみましょう!
小さく始める
大きく目標を設定する一方で、習慣化するために、はじめはできるだけハードルを下げて、少しずつ取り組むようにしましょう。
継続の最終的なゴールは、「習慣になって頑張らなくても続けられること」
歯みがきのように習慣にできれば、そこからの継続は楽になりますが、そこまでたどり着くには、かなりの時間がかかります。
習慣になる前の状態、つまり始めて間もない時期が、継続する中で最初にして最大の壁です。(3日坊主の原因もここにあります)
英語学習の場合、「英単語を1個だけ覚える」、「リスニングは5分だけ聴く」、「英会話レッスンは1日1レッスン受ければ合格」という感じです。
最初は、1日の達成目標をおもいきり小さくして、合格ラインを低く設定しましょう。
そうすることで、目標を達成したという成功体験が得られ、継続するモチベーションに繋がります。
仮にある日、調子が良くていつもよりたくさん勉強できそうと感じても、突発的にアクセル全開で勉強するのはやめておきましょう。
ペースを変えず、次の日も、その次の日も続けることを一番に意識します。
完璧は目指さず、代わりに自分との約束を毎日守り続けることが大切です。
3ヶ月、半年、それ以上の期間、継続することに成功し、習慣化できた段階でようやく学習ペースを上げてみましょう!
メンタリストDaiGoさんのYouTube動画”トップに上り詰める人の練習の5つの共通点【一流の練習①】―YouTube”で、アメリカの大学の研究が紹介されています。
内容は、成功している人たちが、物事を始めるにあたって、「最初にどのくらいの練習量から始めているか」というもの。
成功している人たちは、物事を始めた当初は15分~20分という短い時間から取り組んでいるとされていました。
最初は小さく始めて、長く続けることに注力するのが良さそうです。
②1つ前の行動とセットで仕組化

継続するコツ、2つ目は”1つ前の行動とセットで仕組化して取り組む”ことです。
こちらも「仕組化して取り組む」ことと、「1つ前の行動とセットにする」ことを分けて解説します。
仕組化して取り組む
やる気はその日ごとに浮き沈みがあるので、やる気に頼らずに継続できる仕組みを作ることが、習慣化への近道です。
今回参考にしている『習慣が10割』の中では、場所と時間を固定にすることが推奨されています。
要するに、毎日、同じ環境、同じ場所で、同じ時間にレッスンを受けると決めてしまいましょう。
これは特に、オンライン英会話を続けたい場合は、取り入れやすいと思っています。
例えば、「毎晩21時には、食事を済ませた状態で30分間、自宅のパソコンからレッスンを受ける」といった形です。
仕組化を意識して勉強を継続することで、毎日バラバラのタイミングで、思いつきで勉強するより続けやすくなります!
プラスアルファの方法として、仕組化するにあたって、できれば他人を巻き込んで取り組むようにしましょう。
例えば、家族に「21時から30分はオンライン英会話を受けるから静かにしててね!」と宣言してしまうという形です。
もしくは、英会話の先生をできるだけ固定にし、その先生に「明日もあさっても同じ時間に予約するからよろしく!」と宣言してみてもいいと思います。
周りの人に宣言した以上、あとに引けなくなります!
継続に繋がりやすくなりますので、ぜひ試してみてください。
1つ前の行動とセットにする
上記のように、仕組化して継続することが習慣化するうえで重要ですが、それとあわせて”1つ前の行動もセットで仕組化する”ようにしましょう。
「早起き」を習慣にしたい場合を想定すると、早起きを習慣にしたい場合は寝る時間も固定にする必要があるということです。
毎朝6時に起きようと決心しても、夜に日付けが変わるまでお酒を飲み歩いていたりすると、継続するのはどうしたって無理があります。
6時に起きたかったら、夜は23時には寝ると決めて、セットで継続するようにしましょう。
英会話に関しても、例えば仕事が長引いたりして、決めた時間にまだ家に着いていないとします。
電車でレッスンを受けるわけにはいかないので、(今日は無理だな…明日やろう…)となってしまいます。
21時からレッスンを受けると決めたなら、「20時半には帰宅している必要があって、さらに逆算すると19時には仕事を終えていないと…」というように、前の行動とセットで仕組化しましょう!
③言い訳リストを作成し、潰していく

継続するコツ、3つ目は”言い訳リストを作成し、潰していく”ことです。
『習慣が10割』の中で、”人間なら誰もが、つい言い訳したくなるもの”と書かれています。
これは本当にその通りで、辛いことを継続し、習慣にするというのは本当に大変なことです。
ほんの些細なことでも言い訳にして、(今日はやらなくてもいいや…)と思いたくなってしまいます。
- 英会話のレッスンを受ける日だけど、今日は仕事が忙しくて疲れたから明日にしよう…
- ダイエット中だけど、期間限定だからこのお菓子だけ買って帰ろう
- 早起きしたいけど、今日は寒いからもうちょっと布団に包まっていよう…
誰もが一度は経験があるでしょう。
そこで、言い訳しそうなことを事前に想定しておいて、実際に言い訳してしまう前に潰しておくことが重要です。
英会話でいうと、レッスンを受けない言い訳としては、以下のようなものが想定されます。
- レッスンの予約を取るのを忘れていた
⇒ 毎回のレッスン終わりに、次のレッスン予約を取ってからアプリを閉じる
- お気に入りの先生の予約を取れなかった
⇒ 1人だけではなく、3人くらいお気に入りの先生を見つけておく
- 今日は飲み会が入った
⇒ そもそも予定が入りやすい金曜日の夜などは避けて、学習計画を立てる
- 全然話せなくてレッスンを受けたくない
⇒ そんな日は「英単語やリスニング教材で勉強するだけで良し」として、勉強自体を完全にやめない
継続しようと決めた段階で、このような言い訳をリストアップし、それぞれ事前に対策を打っておきます。
習慣化するにあたって、できるだけ障壁を事前に潰しておくことが、挫折せずに継続するために有効です。
ぜひ一度、言い訳リストを作成し、言い訳してしまう前に潰しておくということを試してみてください!
まとめ ― 成功分岐点に到達するまで頑張ろう!

頑張って継続していても、最初は要領を得ず、なかなか成果が見えないこともあるかもしれません。
ですが、それでもめげずに継続することで、ある日突然、成長を感じられる瞬間がきたりします。
そのポイントまで、根気強く継続してみてください。
『習慣が10割』でも以下のように書かれています。
”ある時、突然「自分は成長している!」と実感できる瞬間が訪れます。
これが「成功分岐点」と呼ばれるものです。英語学習のエピソードで、最初はまったくネイティブの発音が聞き取れなかったのに、それでも頑張って数カ月聞き続けたら、ある時突然何を言っているかわかるようになったという話を聞いたことがないでしょうか。
これと同じ現象が、どの習慣でも起こります。
成長度合をグラフにするなら、成功分岐点から一気に急カーブを描いて上昇していくイメージです。
この分岐点を超えれば、理想の自分に近づいている、もしくは理想の自分になれたと感じる時が遠からずやってくるでしょう。”
(『習慣が10割』から引用)
これはただの例ではなく、本当に突然、相手の英語が聞き取れたり、こちらの話す英語が伝わるようになる瞬間がきますよ。
今回ご紹介した継続の3つのコツを実践していただき、皆さんの英語学習が順調に継続できていたら嬉しく思います!